所在地 東京都千代田区九段南1-6-1
電話番号

03−3222−2577

開館時間

午前10時〜午後5時30分(入館時間は午後5時まで)

休館日 月曜日(祝日または振替休日の場合はその翌日)
年末年始(12月28日から1月4日)3月31日
入場料 大人300円・子ども80円
備考 地下鉄九段下駅/3番または6番出口


九段下にある靖国神社のすぐ近くに「昭和館」がある。建物そのものは近代的
昭和というよりも、SFマンガに出てきそうな雰囲気さえある。
公式HPによると設立の主旨は次の通りである。
昭和館は、主に戦没者遺児をはじめとする戦没者遺族が経験した戦中・戦後
(昭和10年頃から昭和30年頃までをいいます)の国民生活上の
労苦についての歴史的資料・情報を収集、保存、展示し、後世代の人々
にその労苦を知る機会を提供する施設です。


つまり
戦中・戦後の苦しい生活の実情を後世に伝えるという趣旨だ。
したがって、極めて真面目な博物館であり、こんないいかたをすると
不謹慎と叱られそうだが、はすぴー倶楽部のB級庶民文化の
視点ではかなり
「暗い」・・・・”戦中・戦後の苦しい生活”がコンセプトだから
当たり前であるが見学し終わって出口から出たとたんに、
どっと疲れてしまい、「ファイトぉ〜いっぱぁーつ!」の
リポビタンDを補給しつつ、吉本興業のお笑いを求めたくなる
くらい暗い気持ちになる。(笑)

    
建物は近代的だ                       エントランスの様子

常設展示室では、「母と子の戦中・戦後」をテーマとして、戦没者遺族をはじめとする国民が経験
した戦中・戦後の国民生活上の労苦に係わる歴史的資料・情報を展示してある。
7階では昭和10年頃から昭和20年(終戦)までの戦中を、6階では昭和20年(終戦)から
昭和30年頃までの戦後の国民生活の姿を紹介してある。

「贅沢は敵だ」と書いたスローガンや「日本人ならぜいたくは出来ない筈だ」と書かれた看板など
貧乏のはすぴーには、そうだ、そうだとうなづき自分の娘たちににも同意を求めてしまった。
防空壕の作り方をみて、次女は「あー、秘密基地みたい♪」なんて大きな声でいうもんだから
「こら、そういうのを不謹慎というだぞ」と叱った。
(内心、お父さんもそう思ったのだが口に出さないことが大人の偉いところなのだ)

   


暗い気持ちになりつつも、
昭和30年代になってくると、はすぴーの記憶している卓上ピアノ
ガスコンロ、めんこ、家電、紙芝居など懐かしいものが登場し、少しうれしくなってきた。
戦後の生活は、焼け跡のバラックに住みながら激しいインフレと食料不足に悩まされる生活が続い
たが、それでも少しずつ復興に向かったことが紹介されている。つくづく
「戦争を知らない子どもたち」
戦後生まれでよかったと思う。

4階の
図書館では戦中・戦後のくらしに関する図書を中心に約6万点収蔵しているそうだが、
B級庶民文化に関する本もあり昭和時代の調査・研究がじっくりとできそうだ。
将来的には「はすぴー倶楽部」も紹介される日が来るかも知れない、、、(だといいなぁ〜)

戦中・戦後の苦しい生活の実情を後世に伝えるというコンセプトは、はたして今の若い世代に
通じるものか若干、疑問も感じたがこういう施設は必要なのだろう。




(↑クリックしてみてください)


オフィシャルホームページ
http://www.showakan.go.jp/


       


 





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