さ行

 

【三角食べ】

給食の際に、おかず、牛乳、パンを順番に少しずつ食べること。

「牛乳はよくかんで飲みましょう」「牛乳は口であっためて飲め」という

ありがたい指導もあったが「液体をかむ」意味がわからなかったのは私だけでないはず。

 

【三角関数】

ツッパリが言う。「サイン・コサイン・リーゼント」 

(タンジェントやがな)

 

 

【三者面談】

先生と生徒と親の三者が進路について話し合う恐怖の怪談、いや会談のこと。

三者面談で志望校を決めたりもする。

親から「せんせ、内申書もよろしく」とお願いする場でもあるが、その

効力はほとんどない。

 

 

【参観日】

ふだんどんな授業が行われているか、実際に親が参加して観覧すること。

しかし、授業内容が「ふだん」と異なり、先生の言葉遣いが妙に丁寧に

なったり、ふだん使わない「小道具」なんかを用意したりすることが多い。

また教室が母親達の化粧の匂いでいっぱいになる日のこと。

当時はスーツにネックレスあるいは着物姿というものが定番であったが、

最近は普段着が多いようだ。

 

 

【三角定規】

プラスチック製の三角形をした定規で、2枚セットになっている。

1枚は90度、60度、30度の直角三角形、もう1枚は

90度、45度、45度の直角二等辺三角形である。

中央に円形の穴があいてあるのが特徴で、これは暇な時に鉛筆を通して

グルグル回すための穴ではなく、定規をスライドさせやすくするための工夫だそうだ。

蓋に磁石のついてる筆箱にはこれらが入れられるように作ってあった。

また先生が黒板に図形を画くための木製の大きな三角定規もあるが、

これの角で殴られるとかなり痛い

 

 

【三単現のS】

英語で三人称単数現在形の動詞につけるSのことを、略して「三単現のS」という。

(現地で生産する単3電池スペシャルの意味と混同しないように←誰もしないちゅーの!

 

 

【しおり】

わら半紙に印刷された冊子のこと。遠足のしおり、修学旅行のしおりなど。

(主な項目)

・ 目次

・ スケジュール

・ 注意事項

・ 持ち物一覧

・ 歌集

・ ページが余ると最後は「メモ」となる

表紙にはイラストが画いてあるが、暇なやつは色鉛筆で塗ったりする。

 

 

【時間割り表】

1週間の授業を整理した表。横軸には曜日、縦軸には時限をとり、一覧表にする。

この表を見ながら、明日の教科書、ノートなど忘れ物をしないようにチェックする。

なお、マスの大きさから、保健体育は「保体」、ホームルームは「HR」、

倫理社会は「倫社」というように省略してもよい。

 

 

【シケタン】

青春出版社の「試験に出る英単語」を略して、シケタンと呼ぶ。

東京では「でる単(デルタン)」と呼んだが、関西ではこう呼ぶらしい。

この本は故・森一郎先生の著書で受験生のバイブルとも言われ、

試験に出る頻度の高い順序になっているのがミソである。

1ページ目の左下の単語は「patriotism(愛国心)」であった。(←なぜか覚えている)

同様に「試験に出る英熟語」というものもあり、東京では「デルジュク」

呼んでいたが、関西では「シケジュク」と呼ばれていた。

 

 

【試験休み】

期末テストが終わると、先生が採点をするために授業がなくなる期間をいう。

中学にはなく、高校の時にあった。

試験が終わった解放感と授業がないということで、とても嬉しい期間である。

夏休みに次いで、補導員が街中を頻繁にうろつく期間でもある。

なお、この期間は「呼び出し」をされることもあるので、旅行などをしてはいけない。

(私は悪友らと「神津島」に遊びに行った。いっしょに行った矢口くんに

「呼び出し」にあり、旅行がバレ、俺たち全員が叱られた。

教訓:試験休み中に旅行に行くためには、頭の悪いやつを避けるべきである)

 

 

【下敷き】

社会人になったとたんに、ほとんど使わなくなるという不思議な文房具。

小学校の頃には、ローマ字や九九の書いてあるものもあった。

黒い下敷きは「カンニング用」「太陽を見るもの」として、人気があった。(笑)

また下敷きを擦ることで、静電気をおこして前の席の女の子の髪の毛を立てたり

することにも活用する。

キャラクターものは原則として、使用禁止。

 

 

【しっぺ・デコピン・馬場チョップ】

しっぺ・・・人指し指と中指とで、相手の腕(時計をする箇所)に

叩きつける。流すよりも押し付けた方が効果的。

指を縦にするのはルール違反。

デコピン・・・中指を使い、相手のオデコをはじく。

相手の頭が動かぬようにヘッドロックしたままやると効果的。

馬場チョップ・・・「あぽー」といいながら、ジャイアント馬場の真似を

しながら行う空手チョップのこと。

真剣にやるのはルール違反。

その他、電気あんま、カンチョーという技もある。

 

 

【シミーズ】

現在、「キャミソール」と呼ばれている女性の下着に近い。

スカート類の下に皮膚と直接接しないよう、着用する下着のこと。

シミーズを着ていた人は清水さんが多かったような気がする。

これが、スカートの下からはみ出すのをシミチョロと呼ぶが、もはや死語。

 

 

【シャーペンの芯】

シャーペンの芯は、普通は0.5ミリだけど、かつては

0.9ミリ、0.7ミリ、0.3ミリそして0.2ミリがあった。

マチャアキ(堺正明)のCMで”君のは太い”というのも懐かしい。

赤芯、指の汚れないゴールド芯は貴重である。 

(シャーペンの種類)

ノック不要のペンのまん中をカクッと折ると芯が出るやつ。

シャーペン自身を振ると芯が出るやつ。

上の部分を”回すタイプ”

ダブルノック式が最初に出た時は、カッチョよかった。

(横山ノック式は、セクハラで失敗した) 

太いシャーペン、「学研サム」

ロケット鉛筆(ところてん式鉛筆)

マニカラー

ノックペン(鉛筆の芯をワシッとはさむやつ)

 

 

【ジャポニカ学習帳】

1970年に極東ノート株式会社から発売されたノート。

算数、国語、理科、社会の他、「漢字書き取り」用など、多彩な種類がある。

現在も現役であり、その知名度は極めて高い。

当時、表紙には昆虫、植物などの写真がこのノートの特徴でもあった。

CM:「じゃーぽにか、じゃん、じゃん、がーくしゅーうちょーう」

♪天才君もジャポニカだ、ドン才君もジャポニカだ、

ガリ勉だけが能じゃない、たまには遊ぼうジャポニカを忘れるコトもいいモンだ♪

 

 

【13時ホール】

知る人ぞ知る、早稲田予備校の13時ホール。

高田馬場で13時ホールといえば、かなり有名なスポット。

時計の針の意味は、忘れたが、普通の人よりも毎日1時間

充実した時間を持とう、、、くらいの意味だったような気がする?

ちなみにここの予備校には「校歌」があるそだ。(笑)

 

【ジュウナン】

クラブで先輩が後輩をイジメ、鍛える時のメニュー。

「アヒル」(両足首を両手で持ってしゃがんで歩く」

「うさぎ飛び」(←星飛雄馬がよくやっていたやつ) 

腹筋、背筋、逆立ち、肩車、地獄車(←これはやらない)

 

 

【週番】

・1週間だけ取り締まりの権限を与えられた当番のこと。

・風紀担当の先生の部下となり、校内の風紀を取り締まる生徒

・腕に「腕章」をつけている(うちの場合 緑色でした)

(週番の主な仕事)

 正門で遅刻者を捕まえる

 廊下を走る生徒に対して、警告・指導する

 下校時間を過ぎても残っている生徒に注意を促す

 週番の時は他の生徒の模範となる

  (1週間経過すると、元の悪い生徒に戻る)

 

 

【自由自在】

受験研究社の“馬のマークの参考書♪の名前”

ラジオCM

♪じゅじゅじゅじゅけーん研究社!

テレビCM

♪じゅけーんじゅけーんけんきゅーしゃ♪ ♪実力学力、ググンググ〜ン

参考書はグリップ、問題集はアタック、チャート式なんていうのもあった

 

 

【昇降口】

校内に入る際の通用口をいう。

上履きに履き替える場所で、よく泥を落としてから入ること。

下駄箱が置いてあるが、下駄を履く生徒はまずいない。

待ち合わせあるいは「待ち伏せ」の場所

スノコが置いてある

掃除当番は6年生が担当する(←うちだけか?)

 

 

【身体検査】

身体検査で測定するもの

・体重

・ 身長

・ 座高

・胸囲

・ 視力

・ 色盲検査

・ その他、歯、レントゲン、のどチンコと耳も覗かれた気がする

 

「身長」-「座高」=足の長さ

座高があんまり高いと、「短足(たんそく)」といじめられる。

色盲検査では「わかりません」というのが、正解のものもあった。

「蜘蛛の巣」と答えたやつもいた。

5年生くらいになると男女別々に行うようになり、覗き見するやつも出てくる。

 

 

【人体模型】

理科室に設置されているヒトの体の模型で、左半分は皮膚がなくて

血管と内臓が丸見えだったりして、結構おぞましい。

夜、学校で会いたくないものベスト1

人体模型はなぜか少年であり、少女のものはない。

またサナダムシのホルマリン漬けが隣りに置かれているケース

もしくは人骨模型とセットになって配置されている場合が多い。

 

 

【職員室】

教師たちが普段いる部屋でたばこ臭いのが特徴である。

校内で唯一クーラーが設置されている場所。

先生たちの憩いの場、または恋愛のきっかけの場。

ここに入る際には、ノックをし「失礼します」と言わなくてはならない。

「ちょっと職員室に来なさい」と言われて、良いことはまずない。

 

 

【修学旅行】

学校行事の一大イベントのひとつ。

生徒が実地に見学・研究のために旅行すること。

東京の場合、京都・奈良が定番であり、鹿といっしょに集合写真をとる。

「枕投げ」という運動会、誰が好きかの暴露大会も同時に行われる。

女子の部屋に忍び込んだり、隠れてアルコールを飲むなどスリルを伴う行事。

 

なお、お土産は西京極で買った木刀とペナントが一般的であるが、

五重塔や大仏と一緒に並んである‘日めくり’セット

(ひっくり返すと‘カシャッ’と音がして数字が替わるやつ)も人気であった。

さらにはガラスに入った砂時計とか、温度計とか、”しょーもないもの”が多かった。

修学旅行のしおり」に「ギターを持ってきてはいけません」「他校の生徒に話し

掛けてはいけません」と書いてあった。

 

 

【人物】

教科書でよく見かける人物

この人たちの名前は?(答えはこのページの一番下)

 

@

A

B

 

C

D

E

 

【睡眠学習】

睡眠中に英会話などを勉強すること。

寝ながらして、我知らずのうちに学習してしまうというのがウリであるが

その効果のほどは定かではない。

うちの姉貴は英単語を覚えるのに8トラックの「睡眠学習機」を買わされたが、

爆睡している時には効き目がないと言っていた。

 

 

【水兵リーベ】

周期表の覚え方で全国的にこの暗記方法を用いられている様子。

水兵ーリーベ、僕の船、名前あるシップス、クラーク、カルシウム。

H He Li Be BCNOFNe   NaMg Al Si P S  ClAr K Ca

 

スカッと千葉県、黒マント、徹子が逃げてドアが開く!

Sc   Ti V   Cr Mn   FeCo Ni CuZnGa

 

 

【図鑑】

事物を体系的に理解するのに便利なように図や写真を用いて説明した書物。

図書室での暇つぶしに眺める本。

 

 

【優れものな文房具】

 

クレヨン削り器付き

 

ゾウが踏んでも壊れない筆箱

五段式マグネット筆箱

 

【図工】

「図画工作」の略。

工作の方が人気が高かったにもかかわらず、図画の時間の方が圧倒的に多かった。

工作は、紙を貼り合わせるのに「セロテープ」や「ホチキス」を使うのは

邪道で、「ヤマト糊」がお約束。アラビア糊は当時まだ少数派で、手の甲に

塗って乾かしてピリピリはがす遊びが流行った。

彫刻刀は「丸刀」「角刀」「切り出し」の3点セット。

版画を彫っていて、角刀で指をザックリ切った人は多い。

絵の具の中で白が一番早くなくなった。

 

 

【頭脳パン】

頭がよくなる、、、と言われていたパン。

 

【滑り止め】

文字通り、滑ることを止めるために受験する学校のこと。

本命の前に受け、自信につなげ、勢いをつけるための材料とする。

ところが、滑り止めが止まらなかったりして精神衛生上、よくないこともある。

また30年前の滑り止め学校が、今では難関校になっているなど

時代とともに変化する。

 

 

【図浪】

予備校に通わないで、自宅で、浪人生活をすることを宅浪(たくろう)

いうのに対し、図書館で浪人生活をすることを、図浪(ずろう)という。

夏休み期間は図書館に早くに行かないと座席がとれないことがある。

図書館で騒いでいると、この人たちからどやされるので注意が必要。

ズロウス(←かつてパンツを意味する死語)とは関係ない。

 

 

【スンダイ】

駿河台予備校の略称。

現在はどうかわからないが、70年代には東大に多くの卒業生を送り込んでいた。

それもそのはず、この予備校に入るには「入試」があり、

優秀な生徒しか入学させなかったから。

その難易度は高く、日大に入るよりも「スンダイ」に入る方が困難であった。

上智大学に受かって、スンダイに落ちたのは友人Y君である。

 

 

【生徒手帳】

学生が保有する手帳で、身分証明を兼ねるものでもある。

その用途は多彩であり、学割を使用する際に見せたり、体育を休む時に、

親が連絡用として記入する。遅刻すると、先生に取り上げられる。

手帳には「校則」が明記されているが、笑ってしまう規則も多い。

ときどき学生服に入れっぱなしにしたままで洗濯してしまい、ボロボロに

なってしまうこともあるので注意が必要である。

高校になると、こっそり彼女の写真などを入れたりする。

 

【生年月日順】

名簿の序列は「50音順(あいうえお順)」が当たり前であると思っていたのだが、

一部の地域によっては「生年月日順」という事実が判明した。

作者としては、これはひじょーーに驚いた事象である。

「らくがき帳」書き込みNo.1182によれば、生年月日順だった地域は

千葉県、埼玉県、愛媛県、宮崎県である。

 

【席替え】

定期的または不定期に座席の配置を変更すること。

気分転換になり、好きな女の子に近くに座れるかどうか、気になるクラス行事。

窓側の一番後ろが特等席で、遅刻常習者は廊下側を好む。

近眼の人はいちばん前。座高が高い人はいちばん後ろという基準もある。

机が木で2人がけだった時代には、境界線にそこから出るなとナイフで線を引いたりする。

境界線からノートが少しでもはみ出すと大騒ぎになるが、空中での

オーバーは許容範囲である。

 

 

【Z会】

増進会出版社の添削のこと。乙(おつ)ではなく、Z(ゼット)、増進のZである。

今はわからないが、当時は「Z会の添削をやっている」というだけで、「やつは受験

勉強を本格的にはじめた」と言われる存在であった。他の通信添削に比べて、難易度が

高いとされていた。また「Z会の模試でランキングされたことがある」というのは、

かなり自慢できることである。

 

 

【先公】

先生を敬う言葉、、、(ちゃいまんがな)

先生に対して親しみを持って呼びかける言葉、、、(ちゃいまんがな) 

(使い方)

「あの先公、俺に赤点つけやがって頭きちゃうぜぃ」

(類似語)

・おなこー(女子に対して使用)

・ おまこー(警官に対して使用:発音に注意のこと

・ダチコー(友人に対して使用、単にダチともいう。親友=マブダチ)

・ ヤーコー(やくざやさん)

・はまこー(某政治家のニックネーム)

・オロナインなんこー

・カンコー(学生服)

・ラ講(旺文社ラジオ講座の略)

 

 

【洗濯屋】

♪せーんたくや 洗濯屋 パンツも洗える洗濯屋♪

という歌を歌いながら、一人を数人で羽交い締めにして、

パンツを降ろすという遊び。

ジャージを着ているから脱がし易いため、体育が始まる前が危ない。

クラス全員の男子は経験したからイジメの類ではなく、いわば

スキンシップに近い戯れである。

(全国的なものかどうか知らないけど、私の中学生では流行っていた)

 「ちぃーす、洗濯屋です」「あら、ケンちゃん、元気そうね」で

始まる”洗濯屋ケンちゃん”(その道では有名なビデオ)とは関係ない。

 

 

【素数】

「1」と「自分自身で」しか割り切れない数字のこと。

  

     ↑およびでないっ!こりゃまた失礼しやした。。。

 

 

【卒業式を覚えておけよ】

不良が先生を脅す時の言葉。

卒業式の日にちを忘れないようにという意味ではなく、卒業する当日、

俺とお前は他人だから「ぶっとばしたるぜ」という意味が含まれている。

【類似語】

 体育館の裏で待っているからな

【同義語】

卒リン(卒業式でリンチをするという意味から)

 

 

教科書でよく見かける人物の答え

@ペリー   A石田三成   B松尾芭蕉   Cモーツァルト   Dフランシスコ・ザビエル   E滝廉太郎

 


 Back「か行」  Next「た行」

学生用語indexに戻る     学生用語落書き帳