た行

 

【体育館の裏で待っているからな】

ケンカをうる時の専門用語

体育館の裏、屋上はケンカをする際の定番の場所である。

時間指定がなく「体育館の裏で待っているからな」という場合は

今回は見逃してやるという意味になる。

また女子が男子に対し(うつむきながら)「体育館の裏で待っていてネ♪」

という場合は愛の告白のラブレター授受の場所にもなったりもするので、

用語としては複雑な部類に入る。

 

 

【第一分野/第二分野】

中学の理科の授業を二つに区分していて、このように呼ぶ。

第一分野は物理、化学系で、第二分野は生物、天文だったと思う(←自信がない)

現在でもこのように呼んでいるのかどうかは不明である。

 

 

【大学ノート】

ジャポニカ学習帳を卒業すると、中学生にもかかわらず「大学ノート」を

使用するようになる。このノートの特徴は表紙がグレーで「透かし」

入っている点である。まがいものの安い大学ノートは、糸がほどけて

紙がバラバラになってしまう。なぜか最後まで、使いきったためしがない

という経験者も多い不思議なノート。

♪大学ノートの裏表紙に さなえちゃんを描いたの

 鉛筆で描いたから すぐに 消えたの

・・・という歌もあるように、大学ノートに好きな人の

名前を書きたくなる不思議なノート。

 

【大学のカテゴリー】

・東京六大学

  早稲田大学、慶応義塾大学、明治大学、立教大学、法政大学、東京大学

     

・東都六大学

  駒沢大学、亜細亜大学、中央大学、日本大学、青山学院大学、東洋大学

・日東駒専(にっとうこません)

  日本大学、東洋大学、駒沢大学、専修大学

大東亜帝國(だいとうあていこく)

  大東文化大学、亜細亜大学、帝京大学、國士館大学

・MARCH(マーチ)

  明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学

・関関同立(かんかんどうりつ)

  関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学

・産近甲龍(さんきんこうりゅう)

  京都産業大学・近畿大学・甲南大学・龍谷大学

 

 

【体操座り/体育館座り】

体育の時にお尻を地につけ、ひざを抱える座ること。

「三角座り」とも呼ばれている地域もある。

体操すわりしたお姉さんにムラムラしてしまう

オジサンたちも少なくないらしい。(笑)

 

【第2ボタン】

卒業式の後、好きな先輩(男)の制服の第2ボタンをねだること。

 斎藤ゆきの曲の中にもある。

  ♪制服の胸のぼたんを、ひとつだけ私にください♪

モテルやつの場合、この際、"第2"じゃなくてもいいや、、、という女性

特有の心理から、第1、第3、第4のボタンがなくなり、寒くなって風邪を

ひいたりする者もいたりするが、これを「モテモテで風邪をひいちゃった税」と呼ぶ。

 

 

【たいへんよくできました】

小学校で使用された評価スタンプ

5・・・たいへんよくできました

4・・・よくできました

3・・・ふつう

2・・・もうすこしがんばりましょう

1・・・がんばりましょう

 

その他に「はなまる・二重丸」というの学生用語もある。

「薬丸」「ライオン丸」「正露丸」は学生用語ではない。

梵天丸もかくありたい。。。

(類義語)かめ、うさぎ、金太郎のシリーズ

 

 

【代返】

文字通り「代わりに返事をすること」で"だいへん"という。

具体的には不在の友人の代わりにする出席確認の返事のこと。

代返がバレると「たいへん」な結末になることもある。

「山田」「はい」

「鈴木」「はいっ」

「佐藤」「ふわぁい」

声色を変えることがポイント。

また友人の代返を、キッチリするあまりに肝心な自分自身の返事を

忘れてしまうことも意外と多いので注意が必要である。

 

 

【打楽器】

小学校の合奏コンクールの際に、他の楽器を任されないので、とりあえず

参加させるための楽器の総称。

カスタネット、タンバリン、鈴、トライアングル、シンバル、マラカスなど。

ちなみに鼓笛隊の時に使う「縦形携帯鉄琴」をベルリラというが、

森進一の歌う「冬のリビエラ」とは関係がないようだ。

 

 

【宅浪】

予備校に通わず、自で受験勉強する人のこと。

勉強時間が多くとれる反面、強靭な意志を伴わないと、挫折する可能性がある。

英進の添削と旺文社のラジオ講座に頼るところ大。

ふと、人が恋しくなる。吉田拓郎が「宅浪」だったかどうかは定かではない。

運動不足には「セパタクロ」をやると良い。

(類義語)

図書館で浪人生活をすることを、図浪(ずろう)という。

 

【ダチ】

友人のこと。ともだちの下2文字「ダチ」をとって、このようにいう。

特に親友あるいは とても仲のよい友人のことをマブダチとも言う。

(使用例)

「なっ、ダチだろ、宿題の答え 写させろよ」

 =ねぇ、友達でしょ。差し支えなければ宿題の答えを見せてください

「けっ、あんなやつマブダチじゃねぇーよ」

 =残念ながら、彼とはもう親友と呼べる間柄ではありません

 

ちなみに友達の奥様のこと「ダチワイフ」と言います。←言わない、言わない!

 

 

【脱脂粉乳】

脂肪分を取り除いた粉のミルクで、給食に「牛乳」の代わりとして出たもの。

アメリカでは家畜の餌らしい。

私事で恐縮であるが、小学3年生(昭和40)まで鼻をつまんで飲んでいた。

温くなると表面に「幕を貼る」のが特徴。

ミルメークというものがたまに出て、味付けするが、これは評判がよい。

脱脂粉乳の経験があるかいなかで世代が異なってくるともいわれ

ある意味、昭和学生ジェネレーションの目安にもなっている。

 

【タ メ】

 同等、同じという意味。

(使用例)

・あいつと俺は「タメ年」だ。=同い年

・俺、今日の数学のテスト40点。 なーんだ、タメじゃん。=ほぼ同じ点数

・(先輩が後輩に対し)タメ口、たたいてるじゃねぇーよ

  =生意気なしゃべり方はよしなさい

 、、、そんなこと言っちゃ、タメタメ。。。。

 

 

【単語カード】

主として英単語を覚えるために使用するカード。

鉄製のリング(輪)で端を止めてあり、携帯サイズになっており

いつでもどこでも取り出せるようになっている。

表には英単語、裏にはその訳が書いてあり、

表からも裏からも勉強できる仕組みになっている。

同様に「単語帳」というものもあり、これは左のページに英語、

右のページに日本語として使用するコンパクトサイズのノート。

旺文社の「オートメモ」は煙草の箱ぐらいの金属のケースに厚手の

単語カードを詰め、カシャカシャと押すと単語が入れ替わるようになっていた。

結構、押すのに力が必要で単語力より握力が強くなったりもする。

 

 

【男子/女子】

男の生徒と女の生徒のこと(←いちいち説明すんな)

使用例

 ・「先生、いつも男子はいけないんです」

 ・女子トイレ

 ・男子専用ボール

 ・男子、女子で仲良く協力し合いましょう

 

 

【チクル】

違反をしたり、いたずらをしたり、「いけないこと」をしたことに対し

こっそりと先生に告げ口をすること。

主に優等生もしくは陰険な女子が行う。

(同義語)"いーけないんだ、いけないんだ 先生にいってやろ"

(類似異語)チチクル、チクロ

 

 

【地理A】

高校の教科に地理Aと地理Bがあった。

地理Aは地図の図法だとか世界の気候分布だとかであり、比較的マクロな

範疇であるのに対し、地理Bの方は中学までの社会科と同じような内容の

各地域の産業なんかを扱う科目だったような・・・気がする(逆だったかな)

なお今や死語になっているA=キスに関連して、地理Aはどこでキスをしたら

よいか、地理Bはどこでペッティングをしたらよいか教えてくれる教科では

ないことを念のために付け加えておく。

 

【中一時代】

旺文社の「中×時代」と学研の「中×コース」とがあった。

年間購読の際のおまけのデラックスさで、どちらを購読するか決める読者が大半。

中1時代では山口百恵さんの万年筆がもらえ、中1コースでは王貞治選手のサイン入り

ボールペンがもらえたと思う。

 

 

【調理実習】

小学校5〜6年で習う家庭科には調理実習というのがあり、料理の基礎を学ぶ。

最初は卵焼き、味噌汁、カレーライスの類であるのが一般的である。

また中学になると女子のみの教科になり、作った料理やお菓子を好きな男子に

あげるというイベントがある。

「これ、私が作ったチーズケーキなんだけど、食べてくれる?うふ♪」とか言って。

そしてモテルやつは「いやー、困ったなぁ、これで5人目なんだよなぁ」(^^ゞ とか

羨ましい悩みをもっていたようだ。

 

【彫刻刀】

版画などを作成する時あるいは彫刻をする際の刀で5本セットになっている。

角が丸いもの、四角いもの、平らなもの、太いもの、細いもの

本来は図工で使用するものであるが、机に彫刻刀で穴を掘り、

消しゴムを小さく丸くし、ゴルフをすることが流行った。

中には机にバンカーやコースを掘って、机全体を「ゴルフ場」

にしてしまったやつもいる。

 

 

【チョーパン】

頭突きで相手を倒すこと。

語源は不明であるが、チョコパン「コロネ」とは関係がないようだ。

 

 

【追試】

「追試験」の省略。試験の成績が芳しくない場合、あるいは「赤点」の場合に

実施される試験。これをクリアしないと進級できないことも多く、大人になって

からも追試の夢をみたという人も多数確認されている「恐怖の追試」である。

 

【通信簿】

「通知表」ともいう。地域・世代によって評価方法が異なるが、作者の方では

小学・中学時代は5段階で、高校では10段階であった。

”みせあいっこ”をしてショックをうけることも多々あるので注意が必要。

 

 【つっぱり】

不良学生のこと。

詳しくは「昭和のつっぱり君」を参照せよ

 

 

【ツベリクリン反応】

結核感染の有無を判定するのに用いられる。

この反応がニブイと「BCG」と呼ばれる恐怖の注射を打たれるので、

ペシペシ叩いて赤くしたりする。ツベリクリン反応はゲージで

「縦○センチ、横○センチ」と測定される。

BCG注射は昔は一本で肩の上の方に垂直に刺す、太い注射だったので、

めちゃくちゃ痛い。その後、針が9本ある「ハンコ注射」になり、

現在は針が1本に戻ったようである。BCGの跡は私たち世代の証とも言える。

 

 

【詰め襟】

学生服の襟の部分に、折らずに立っているプラスチック製の白いやつ。

冬になるとプラスチック部分が割れて、かなり痛い。

交換可能で学校の文房具屋で売っている。(←うちだけか?)

首が太過ぎて、詰め襟のホックが掛けられないデブもいたりする。

現在は詰め襟が柔らかくなっていて、交換ができないるらしい。

 

【詰め込み教育】

少ない脳みそに対して、おおくの教育を押し込む教育のこと。

または押し込もうとする主義や考え方を指すこともある。

その場合、オーバーフローあるいは消化不良をおこし、本当の不良に

なってしまう傾向にあり、社会問題化となり、見直しが図られた。

 

 

【つるかめ算】

どんなものだか 忘れてしまったが、つるの足とかめの足を使う計算問題。

【同類語】植木算、流水算、旅人算、仕事算、出会い算

これらの計算を大人になっても使っている人はいるのだろうか?

「私は家計簿をつるかめ算を使って計算している」

「俺はローンの利息計算を植木算ではじいてる」

、、、という人がいたら、相当珍しいと思われる。

 

 

【T定規】

中学の技術家庭科で使用するT字形をした製図用定規。

T字部を製図板の縁に固定して平行線を引くのに用いる。

T定規をバットに見立てて、テニスボール(軟球)で教室で野球をよくやったもんだ。

(先生に見つかった叱られたのは言うまでもない)

作者の中学では、T定規の上の部分を外してビニールテープを巻いたものを「ケツピン棒」

と呼び、これを使って技術の先生は生徒のケツを叩くのだ。かなり痛い。。。。

 

 

【定理】

定義だけから論理的に導き出せる命題のこと。

ピタゴラスの定理、中点連結定理、平行四辺形の定理、、、などの定理

があったが、まったく覚えていないという「卒業後忘却の定理」もある。

→「役に立たない法則」参照

 

 

【寺田の鉄則】

旺文社ラジオ講座(数学)の寺田文行先生のワンポイントレッスンを

「寺田の鉄則」と自ら呼んでいた。

結構、ポイントをついており、これに救われた受験生も少なくないであろう。

(参考:はすぴーの鉄則)

方程式の問題で迷った時には、x=0かx=1を解答すべし。

5択問題は「4」あるいは「エ」を選択すべし。

英語の穴埋め問題は「that」あるいは「in」を入れるべし。

 

 

【でる単】

青春出版社の「試験に出る英単語」を略して、でる単(デルタン)と呼ぶ。

東京では「でる単」と呼んだが、関西圏では「シケタン」と呼ぶらしい。

この本は故・森一郎先生の著書で受験生のバイブルとも言われ、

試験に出る頻度の高い順序になっているのがミソである。

同様に「試験に出る英熟語」というものもあり、東京では「デルジュク」と

呼んでいたが、関西では「シケジュク」と呼ばれていた。

→ シケタン

 

 

【電気あんま】

一般には電動式のあんま器を指すが、学生用語としては、プロレス技で

相手の両足を持ち、股間に自分の利き足を挟み込み、小刻みに振動させて

あたかも電気が流れているかの如く、相手をいじめる技のこと。

普通、"寝技"として両者が床で行うが、この技は仕掛ける方が

立ったままやると効き目がある。

但し、あまり本気でやると大怪我になるので良い子は気をつけるべし。

 

 

【転校】

児童・生徒・学生が、ある学校から別の学校に籍を移すこと。

地方に都会の子が転校し、自分のこと「ぼく」と言ったり、半ズボンを

はいてるだけで、生意気だといじめれられることもある。

逆に田舎ものが都会の学校に転校してくると、さらにいじめられる。

また、となりのクラスにかわいい女子が転校してきたと言ううわさが

入ると休み時間にのぞきにいくのが通常である。

さらに転校生がハーフだったりした日にゃ、大騒ぎ。

転校生がネコをかぶる期間は平均2週間と、

はすぴー統計局が発表している。

同意語:転学。

 

 

【道徳】

社会生活の秩序を存続するために,個人が守るべき規範をいう。

小学校からの教科にもなっており、「みんななかよく」「たすけあい」

「おとしよりにはしんせつに」とかを学習し、その後、高校でも

孔子、老子、ルソーなどの哲学者に学ぶ。

「走れメロス」も道徳の本に載っていたように思う。

おかげさまで、私は立派なおとなになりました。

 

 

【当番】

→日直、週番、係り、お当番さん 参照

 

 

【ト音記号】

音楽とは無縁になった私には、これらは学生用語です。

     

クレッシェンド・デクレッシェンド、 アンダンテ、アレグロー、アレグレット、ピアノシモ、、、

 

 

【倒立】

一般には「逆立ち」というが、学生用語の体育・マット運動では倒立という。

側方倒立回転、倒立前転、三点倒立などがある。

なお、マット運動に関連して、開脚後転、バク転、バク中、、、という言葉も

大人になってから使わなくなった。

「キャット空中3回転」ぞなもし。。。

またマットで"すまき"にされるやつが、クラスに必ずおり、その上で

ニードロップをしたのは、私だけではあるまい。

 

 

【ドベ】 

競争とかでビリのことを、「ドベ」あるいは「ドンベ」と呼んでいた。

大阪では「ベッタ」、岐阜では「ドンケツ」、兵庫では「ドベタ」、津軽では「ゲッパ」、、、と

さまざまな呼び方があるのが特徴と言える。

 

 

【虎の巻】

正式名は「教科書ガイド」と言ったかと思うが、この名前よりも

「アンチョコ」「虎の巻」という方が世間的には通じる。

教科書の問題の答えが書いてあり、授業中にこっそりを読むことで

不意な指名にも対応可能となる。とりわけ、数学・英語・漢文に人気があった。

職員室に行った時に見かけたが、先生も愛用しているようだ。(笑)

→アンチョコ

 

 

【トリス】

学生が飲むウィイスキー。高校の修学旅行に持参するアルコールの代表。

修学旅行で女の子がボトル(お酒)を持っているから夜遊びにおいでと

言うのでどきどきしながら行くと「養命酒」のミニボトルだった・・・・

「トリス」の後、「ホワイト」「レッド」に昇格するが、「オールド」

に至るまでには時間がかかった。

大学の時、パブで「オールド」を飲んでいたら、サラリーマン風のおっさん

から「けっ、学生はトリスでいいんだ」と絡まれた。

 

 

【ドリル】

小学校の頃の問題集を「ドリル」と呼んだ。反復練習という意味。

出来の悪い頭にねじ込まれるみたいな気がして、この言葉には抵抗がある。

まっ、友達でもない「夏の友」よりもマシではあるが、、、

→ 夏の友 参照

 

 


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