性に目覚める頃
男の子は誰でもエッチである。四十路を過ぎてからそのエッチ度合いに磨きがかかってきた感もあるが、ここではその昔、オイラが「性に目覚めた」頃の話をしよう。18歳未満の方はご遠慮願います。(笑)
オイラが男と女の体の違いを意識するようになったのは、小学4年生の時だった。この頃になると女子の胸がふくらんでくるからだ。女の子だけ大人になっていくようでちょっと羨ましいと思ったりもした。ある時、クラスの女子だけがなぜか保健室に集められることがあった。あとで聞いたことだが、それは性教育の一環としての生理の勉強会であったそうだが、オイラたち男子の間では、おっぱいのふくらみ具合を先生がチェックしているとか、学校がブラジャーを販売していて保健室で試着しているという噂が広まった。まぁ、間違った路線じぁなかったかな。(*^_^*)

当時は
「スカートめくり」の全盛期であり、男子が女子のスカートをめくってパンツを見るという遊びが流行っていた。女子もキャーキャー言いながらも一緒になって遊んでいたという今では信じられない時代である。中には女性の先生のスカートをめくってマジにぶん殴られたなんてこともあったなぁ。これは当時の少年ジャンプに連載していた「ハレンチ学園」(永井豪)が流行らせたもので、裸の絵も出てくるのでPTAからは不良図書として社会的にも問題になった。しかしオイラたちはこの「柳生十衛兵」の裸に興奮するのであった。 しかし↓こんな巨乳の小学生はいないだろう。

今では死語となってしまった「ボイン」も当時は旬で、ボインタッチなんていう遊びもあったが、これを今、やろうものなら犯罪で訴えられるので良い子は真似をしないように。小学校も6年生くらいになると胸のふくらみが明らかに個人差が生じるようになって、上井さんはボインボインで、落合さんはポイン、菅原さんはポショポショで吉岡さんはペッタンコだのと男子の間で評価しあったりする。今にして思えば単に太っているか痩せているかだけの違いであったと思う。吉岡さんごめん・・・<(_ _)>
小学4年の頃、通学途中で気になっていたのは、大人向けの週刊誌「平凡パンチ」と「プレイボーイ」だ。(なぜか薬局で売っていた)当時の表紙はこのように裸を動物にみたて毎回、工夫が凝らしていて子どもなりにも楽しみだった。もちろん本の中身を立ち読みすることはできなかったが、これらの本がたまに原っぱに捨ててあり、僕らはこれを拾ってきては秘密基地に持ち込み、「おっおっー、すげーぜぃ♪」と興奮し、まだ見たことのない女性のマル秘部分に底知れぬ興味を抱くのであった。(当時の裸の写真はおっぱいとお尻程度でヘアーなんて絶対に見せない時代)
通学途中に映画館のエロポスターが貼ってあり、これもまた小学生には怪しげで刺激的であった。団地妻や若奥様、未亡人なんていう漢字を覚えて意味もわからぬまま、それらはエッチな人種だと思っていた。そしてちょうどこの頃に、どうすると子どもが生まれるかということを学習し、その行為はなにやら気持ちのいいことのようだと理解するのであった。しかし、中途半端な知識では物足りず、オイラの下半身はますます性に対してエッチになっていくものであった。
昭和のアンビリバボーでも書いたように、当時、水洗式トイレではなく、いわゆる「ぼっとん便所」が普通であった。従って暗いながらもその様子が見えてしまうのだが、いつだったかうんこにまみれて血だらけになっていたことがあり、オイラは本当に恐くなってしまったことがある。(ちなみにオイラには3歳年上の姉貴がいる)
あわてて母親に言いにいったところ、女性の生理というものを教わって安心してもいいのだと聞かされたが、けっして安心できることではなかった。なぜなら「流血=痛い」という等式は経験上、理解していたが、「流血=安心」はありえないことだったから。

弟のオイラが言うのも、シスコンみたいで何だが、ザ・タイガースのファンであった姉貴は美人でグラマーだった。姉貴が中学の時だったと思うが、こっそりと姉のブラジャーをつけたことがある。最初で最後の出来事のひとつだろう。もう時効だろうから許してね♪。<姉貴


「ハレンチ学園」も刺激的ではあったが、オイラにとって忘れなれないマンガは石森章太郎の「ワイルドキャット」と「009ノ1」だ。たぶんこれを知っている人は少ないと思うが、大人向けのマンガでそれはそれは、エロっぽくて、読むたびにオイラの下半身は硬直し「暴れん坊将軍」状態になっていた。
石森マンガといえば、夜9時から「佐武と市捕物控」を放映していた。なぜマンガがこんな夜にやっていたかというと、これも裸のシーンがよく登場したからだ。おこちゃまは見てはいけない番組の一つだと言われていた。
日曜日の夜、6時半フジテレビ、今では「サザエさん」をやっている番組帯だが「忍風カムイ外伝」(1969年4月6日から同年9月28日)を放映していた。忍者マンガで別にエッチではないのだが、一回だけカムイの恋人・スガルが裸になってカムイと抱き合うシーンがあり、これだけでオイラは「暴れん坊将軍」になってしまったことを告白しよう。
(*^_^*)   んもぅ、はすぴーちゃんたら元気モリモリなんだから・・・
テレビの話題ついでに付け加えると、オイラが女性に興味をもったのは、クラスの新井さんや芝さん(←誰も知らないちゃーの)だけでなく、ジャンアントロボのマリー花村(U6)やウルトラセブンのアンヌ隊員、サイボーグ003、キャシャーンのルナ(白いパンチラに興奮)、中学生にしてはスタイル抜群の鮎原こずえ、稲妻落としをやる際に必ずへそが見える朝丘ユミ、河童の三平のカン子ガッチャマンG3号(白鳥のジュン)、さらにはパーマン3号(星野 スミレ)、魔女っ子メグちゃんにさえ女を感じたもんだ。(^^ゞ
さらに告白すると、大人の色気というものを最初に感じたのは
妖怪人間『ベラ』だったりする。これ以上、書くと変態扱いされそうなのでやめておこう。今のところアニメオタクになっていない。
夜、家族でテレビを見ているとたまに、ベッドシーンとかエッチな場面になることがあった。そういう時は決まって父親は「けっ、くだらねぇ〜な。チャンネル変えるぞ」と言っていたし、母親はいきなり台所に行って用事をしているふりをしていたが、あれは照れ隠し以外の何ものでもなく、本当はもっと、見たかったということを、自分が大人になって知りえた。我が家でもまだ小学1年の三女がいるので、ベッドシーンはたしかに気まずい。でも見たい・・・
あれは忘れもしない小学校を卒業した時の春休み、友人K君からこんなことを教わった。「エッチな写真とかエッチなことを考えているとチンチンが大きくなるじぁん。その時にチンチンをずっと触ったり、揉んでいたりしてごらん。なんかウッ!っていう感じで気持ちよくなるからさ」
さっそくオイラは言われる通りにしてみたら、本当に頭の中を突き抜けるような感覚で「うっ!」と思った。これが世にいう"オナニー"というやつで初体験をしてしまったというわけだ。その時の
おかず
(相手のこと)柔道一直線のミキっぺだった。(笑) 吉沢京子さんお世話になりました・・・
最初の頃は射精することもなかったが、そのうちカルピスみたいなものが、ピュっ!と出てきて、いろんなことが同時にわかった瞬間だった。

そして、中学生になった、はすぴーくんのエッチ度合いはますます上昇していくのであった・・・・

    →後編「性に目覚めた頃」に続く





(原稿:2005.1.10) 



「あの頃」のセピア色の想い出 


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