輪ゴム遊び

 

「あの頃」は輪ゴム1本あれば、色々と遊ぶことができた。

 

     

これは「パチンコ」と呼んでいたが、紙を丸めてV字型に折り、弾丸にしたてた。

その破壊力は以下の中ではもっとも強力で、障子紙を貫通させるくらいの威力がある。

また飛距離、正確性においても優れているが、弾をつくるのがやや面倒という欠点がある。

よく授業中、どこからともなく弾が飛んできた。流行の最盛期には掃除の際、

この弾が教室にたくさん落ちていた。。。

 

 輪ゴムそのものを弾とした遊びで、名称は特についてなかったと思う。

この場合、左手の人指しゆびの爪に輪ゴムをひっかけ、右手の方を放すことで発射する。

よくマッチ箱を的にして遊んだもんだ。

誤って左手の爪からゴムが外れると自分の方に飛んでくるので注意が必要だ。(笑)

 

輪ゴム指鉄砲と呼んでいた。やや画像が悪いが、仕掛けはいたって簡単だ。

この場合、人指し指の爪に輪ゴムをひっかけ、小指からゴムを放すことで発射する。

上のものに比べ、飛距離は落ちるが、両手で「2丁拳銃」ができる点でカッチョいい。

またこれを相手の顔面に向けて「おい、手をあげろ」といって、相手をビビらせるのには

この指鉄砲が一番、効果的なのである。

 

基本的には上の指鉄砲と同じなのだが、よーーく見るとゴムの先が爪に

ひっかかっていないでしょ。だから輪ゴムは発射せずに人指し指のまわりを

クルクルと回るだけなのだ。

よく女の子に向けて、「おい、手をあげろ」といって「きゃ、やめてよ」と言ったところに

輪ゴムクルクルをやり、「わーい、ひっかかった。飛ばないもんねぇ」とからかう

ことが正しい遊び方であるが、ある時、本当に発射してしまい、彼女の

おでこにピシャと当たってしまい、職員室で正座をするハメになった苦い

経験もある遊びだ。たまーーに発射してしまうから良い子は気をつけよう。

 

「輪ゴムしっぺ」と呼んでいた。親指を放すことで、輪ゴムは「ピシッ!」と下にある

対象物に打撃を加えることができる。はすぴーたちはこれを「しっぺ」の代わりにして

罰ゲームとしていたが、水ぶくれができるくらい痛かった。(アホ)

だってこれで教科書を破くことができるのだから、そりゃ痛いわけだ。

授業中、暇な時(本来、授業中は暇であってはいけない)これを素早くやる練習をしたり

椅子なんかを相手にピシッピシッとやって遊んだものだ。

詳細のやり方はこちら・・・

 

   

これは駄菓子屋で100円で購入したものなのだが、ほぼ同じものを工作した。

これぞ正真正銘の「輪ゴム銃」というやつだ。

はすぴーがガキの頃、縁日で針金で作った輪ゴムピストルがあったが、

父親は「あんなもん、俺がつくってやる」と言って本当にカッチョいいものを

作ってくれたことがある。昔の人って、手先が器用なんでよね。

輪ゴム鉄砲の作り方


「あの頃」のセピア色の想い出

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