は行

 

【白地図】

地形をしめす線だけで何も書き入れていない地図のこと。

テーマごとに分類しながら、カラフル(?)に塗りつぶして行くのだが、

おおざっぱな性格の作者には、こういった地道な作業がとても苦手であった。

となりの女の子が、いつもキレイに塗るので、自分のと比べてみたら

まず周囲を縁取ってから、薄く塗るのがコツだと知った。

同音異語:「吐く地図」・・・夜、駅のホームでゲロが日本のかたちになっているもの

 

【はぶ】

クラスの中で村八分にすることを「はぶんちょ」もしくは、単に「はぶ」と呼ぶ。

また動詞形になると「はぶする」と言う。

使用例

今日から A子のやつははぶだからな。

Yes,I Have.

 

【早弁】「はやべん」

昼休み以前の早い時間帯に弁当を食べてしまうこと。

通常は2時間目と3時間目の間に食べるケースが多い。しかし朝ご飯を食べ損ね

た時には、1時間目と2時間目の間だったりと早まるし、さらには授業中に

こっそり食べる者もいたり、時間帯に関しては一概には定義できない。

なお、本当のお昼休み時間には、「購買(こうばい)」で、パンを買って改めて

昼食を食べるのであった。(他人の弁当をこっそり食うやつもいた)

 

 

【反省文】

校則をやぶり学校や先生に迷惑をかけた時や授業を妨害して他の生徒の妨げに

なった場合など「反省文」を提出し、いかに自分が悪い行いをしたか振り返ること。

文の最後は“もう二度とこのようなことはしません”と結ぶが、たいてい「形式的」

であり、反省文を何度も書き、じきに文章に慣れてしまう。

初心者は常習者に「書き方」の教えを請うというのも特徴である。

 

 

【番長】

不良の中の不良、キングオブ不良。悪い生徒を束ねる統率者で、生徒や先生からも

一目を置かれる存在。イメージとして最適なのは「ハリスの旋風」の番長で

体も大きく、とても学生には見えないふけた面がまえ、学ランが妙にマッチする。

そして根はいいやつで、いざの時には頼もしい人格者である。

ちなみに番長は必ずしも「いちまーい、にーまい」と皿を数える、

番町皿屋敷に住んでいるわけではない。

 

 

【ひざかっくん】

「前にならえ!」の際に後ろから前の生徒の膝を押すとカックンと砕けるので

これを「ひざかっくん」と呼ぶ。動物の中でもこれができるのは、二足歩行の

人間だけであろうと思われる。我が家の愛犬でためしてみたが、カックンしな

かったが、かなり怒っていた。

 

 

【微積】(びせき)

社会に出てまず役にたつことのない項目のひとつ。

正確には「微分積分」というが、略して微積(びせき)と呼ぶ。

高校の数学で習い、かに理解したもりになることから、このように言う。

昔の人は計算尺で微積を計算したというから、たいしたもんだのモンダミン。

 

 

【左手の法則】

オナニーはたまに左手でやると、そのぎこちなさが新鮮でいい。(←ちゃうちゃう)

フレミングの左手の法則

 

 

【必殺技】

先生が、生徒を罰する時に用いる技の数々。

今やったら、間違いなく体罰問題で訴えられるだろうなあ?

サンドウィッチパンチ:両手で生徒の顔面を正面から弾く(殴るのではない)

ゲンコツ:眉間に中指の第二関節を尽きだした拳で10回ほどコツコツと弾く

雄叫び:男性教諭ではあるがヒステリックに高音で怒鳴り続ける。

アンモニア:アンモニアの小瓶を白衣のポケットに忍ばせていて生徒に臭いを嗅がす。

もみあげ:先生が朝礼台の上に立ち、生徒はその前に立たさ、台の上から

生徒のもみ上げを両方つかみつま先立ちになるくらいまで持ち上げていく。

辞書叩き:辞書の角で頭や背中たたく

牛乳瓶:牛乳瓶を引力で頭に落とす

ケツピン:T定規の上の部分を外したものを「ケツピン棒」といい、それで尻を叩く。

名前なし:背中を思いっきり、叩き呼吸困難になって保健室に行く生徒もいた。

 

 

【日々是決戦】

代々木ゼミナール(略称:代ゼミ)のスローガンで「ひびこれけっせん」と読む。

毎日、真剣勝負で勉強に取り組もうという意味校内のあちこちに掲げられている

代ゼミのモットーは《親身の指導》であるが、親身の集金なんて囁かれていたりして・・

またお正月が近づくと、「僕たちには正月はない。僕たちの正月は3月だ」という

コピーが掲げられる。

 

【百貫デブ】

学生用語というよりも、死語になっているが、太った子をイジメル時の言葉。

一貫は3.75kgなので、百貫は、、、375kgじゃん!!!。

大相撲の曙関の引退時の体重が233kgだから百貫デブとは相当の巨漢だ。

♪でぶでぶ百貫でぶ、電車に引かれてぺっしゃんこ。

お風呂に入って浮かんじゃった〜 、、、とはやし立てる

 

 

【百葉箱】

葉っぱが百枚程度 入った箱のこと。(←ちゃいまんがな)

気象観測用で白く塗った小屋の形をした木箱。

中に温度計・湿度計・気圧計などを納めておく。

たしか地表から1.5メートルに設置されるか教科書に書いてあった。

熱が反射して、温度が変わらぬよう、下は芝生である。

「ひゃくようそう」とも呼ぶことがある。

 

 

【ビンタ】

頬を手のひらで叩くこと。手はパーであり、グーの場合にはビンタとは

呼ばず、「殴る」と定義される。

ビンタを行う場合、まず「いいか、歯をくいしばれっ!」から始まる。

この行為を疎かにすると、口の中を切ってしまうので注意が必要。

ちなみに作者の住む足立区では、ピンタと呼ばれていたが、ここではあえて

標準語を使用することとする。

 

 

【ピンチコック】

理科の実験道具で、ゴム官を止めるワニ口クリップのようなもの。

総じて理科の実験道具の名前は学校を卒業して以来、口にすることのないものが

多く、妙にノルタルジアな用語になっている場合が多い。

類義語:ヒッチコック

 

 

【副担】

クラスの担任は正副の制度があり、「副」の担任の先生のことを

略して「副担(ふくたん)」と呼ぶ。

副担の主な業務

・担任が病欠、出張、急用あるいは、「ずる休み」の際に授業を受け持つ

  (面倒な場合には「自習」にしてしまうこともあり)

作者が中2の時の担任の先生は、副担と「いい仲」になり、結婚してしまった。

こういう場合には「福誕(ふくたん)」と定義される。

 

 

【フケる】

サボリ、ばっくれ、とも言い、授業を勝手に欠席してしまうこと。クラスに数人、常習犯が必ずいる。

決して"フケ専(おじさんが好きな若者)"とは違うので、注意のこと。

先生:おい、山田、山田はどうした?

生徒:フケたみたいです。

先生:山田はフケか、、、次はちゃんと出るように言っておけ!

こんな会話が日常だったのは、うちの高校くらいか(自爆)

先生にとっても「フケる」は普通の言葉であった。

 

 

【プリント】

一般的には印刷あるいは印刷物のことであるが、学生用語においては学校から

家庭に対する「連絡のための紙きれ(わら半紙)」をさす。または「宿題」を

意味することもある。

使用例:今日の宿題は算数と漢字書き取りのプリントがそれぞれ1枚づつです。

 

 

【プレパラート】

顕微鏡で検査する対象をガラスの板で挟むが、さらにその間に置く、薄い

ガラスのこと、、、だったと思う。

自信がないので、知りたい方はご自分で調べてください。

要するに理科実験の道具であることは確かであり、サラリーマンの私には

現在、まったく縁のなくなった言葉である。

 

 

【文化祭】

本来であれば、文化の祭りであるのだが、高校になると、出し物の定番は

‘幽霊屋敷’‘喫茶店’‘8ミリ映画’そして音量バリバリのロックバンド

‘Deep Purple’‘Grand Fank Railroad’‘キャロル’が何故か多かった。

大学になると‘模擬店で儲けて酒飲むぞぉー!’‘アイドルは誰だぁー!’

と随分、趣が変ってしまうイベント。

ちなみに作者の頃は「フィーリングカップル5対5」「クイズDEデート」も

文化祭でやって、結構盛り上がった時代である。

小学校の頃の学芸会が初々しく感じられてしまう。

 

 

【分数】

帯分数、真分数なんていうのもあった。。。が、忘れた。

たいてい算数をくじけるのは、分数か少数あたりである。

なぜ半分のようかんと 半分のようかんを掛け合わせると 

1/4になるか頭で考えようとしてはいけない。

何も考えずに、事務的に分母同士掛け算すると覚えることが肝要である。

 

 

【分度器】

半円のプラスチックの板に目盛りが書いてある角度を測る道具。

普通、三角定規とコンパスと合わせてセットになっている。

分度器を「靴べらブーメラン」のようにして飛ばしたのは私だけでないはず。

大人になってから、角度を測ることはほとんどなくなった。

 

 

【平方根】

たとえば、9の平方根は「3」および「−3」のことである。

記号は√(ルート)を使い、語呂合わせで暗記する。

ひとよひとよにひとみごろ  見ごろ食べごろ笑いごろの電線マン音頭 

ふじさんろくにおうむなく 富士山麓の上九一色村にオウム泣く

 

 

【ペナント】

最近はほとんど見かけなくなったが、当時は修学旅行のお土産の定番であり、

同時に「もらって嬉しくないものNo.1」とも言われている。

かたちは三角形のものが、一般的であるが、中には丸いもの、多角形のものもある。

かつてはペナント集めといって、コレクションしている輩も少なくなかったが

いつのまにかそのブームも終わってしまい、お土産屋でも置いていなくなった。

 

【変格活用】

普通の国語動詞の活用に比べ不規則な変化をする活用型。

カ行変格活用「こ・き・く・くる・くれ・こよ」

サ行変格活用「さ・し・す・する・すれ・せよ」

先生:では、これから古文の変格活用について抜打ちテストを行います

生徒:えー、マジかよ〜。そんなのありぃ〜?

先生:ありですぅ。「あり・をり・はべり・いまそかり」のラ行変格活用です。

 

 

【ベン図】

犬のウンチがどこに落ちているか示した地図のことではなく、数学で「集合」を

学んだ時に使用する図のことで、全体の中の「交わり」とか「結び」とかを示す。

「交わり」「結び」というと、怪しげな大人の世界を連想しないこともないが

決していかがわしいものではない。

「真」「偽」「命題」、、、なんていうのもベン図と一緒に学習した。

類義語:便座、ベンザエース

 

【ホームルーム】

小学校の時には、学級会、学活と呼ばれていたものが、高校になってホームルーム

と改名される。時間割表には「HR」と書いてあったが、ホームランのことで

はない。”やったぜ、パパ!明日はホームランだぃ“(←意味不明)

     

日直 :これからホームルームを始めます。何かありますか。 ハイA子さん。

A子さん:今日はすぴー君が黒板に爪を立ててキーキー嫌な音をわざと出して

    いました。もう止めて欲しいと思います。 

日直 :はすぴー君、本当ですか。

はすぴー:はぁ〜い。これから気をつけます。

1度も反省したことなんてないが、とりあえずその場は謝ってしまうことが早い。

高校になるとセクハラに反省を求める意見も出たりしたもんだ。

なお学校によってはホームルームの時間に、テストをしたり、マラソンをする

など多種多様であるらしい。

 

 

【放課後】

文字通り、その日の課業が終わり解き放たれた後のことをいう。

下校の放送BGMはドボルザークの「遠き山に陽は落ちて」あるいは

「夕焼け小焼け」あたりが定番である。

就職してすぐの頃は、学生気分が抜けずに退社後のことを放課後なんて言って

しまい、周囲の先輩たちに若さをアピールしたりしてしまう。

類義語:放火魔

 

 

【法則】

中・高校でいくつかの法則を学ぶが、これらは共通して実生活ではまず役に

たつことはないという法則がある。

・オームの法則

  電流と電圧の関係がどうのこうので、何かと何かが反比例する、、、

  (某宗教法人とは関係がない)

・係り結びの法則

  文中に「ぞ・なむ・や・か・こそ」があると、どうしたこうした、、、

・メンデルの法則

  エンドウマメから遺伝の法則を発見して、どうしたこうした、、、

・フレミング右手・左手の法則

  電流の向き、磁界の向き、と受ける力の関係が、どうしたこうした、、、

・ボイル・シャルルの法則

  気体の体積は、どうしたこうした、、、

・自由落下の法則

  「1/2 GT」と言いながら教室内で物を投げるのがはやっていた(変なクラス)

・摩擦係数の法則

  「摩擦係数ミュー」というのがあったが、小泉今日子の歌う「夜明けのミュー」

  とは今のところ因果関係は発見されていない。

・ 分配の法則

  数学の方程式のところで、「かっこを外す」こと。

  2(a+b)=2a+2b お菓子を上手に分配することではない。。

その他、全然、覚えちゃいないが、

  万有引力の法則とか、、、ケプラーの法則とか。。。

 

 

【墨汁】

墨汁(ぼくじゅう)は「すみじる」と呼んではいけない。

世代あるいは地域差によるものらしいが、作者の学校では習字の時間に墨を磨る

のが、面倒なので、こっそり墨汁を持ってくるやつがいたけど、これはルール

違反であった。また自分ですった墨に墨汁を足したりもするが、「にじむ」ので

バレてしまう。墨汁をなめて舌を真っ黒にして女の子を驚かすというのが流行った

のは作者のクラスだけだろうか?

なお、墨汁に似たもので「墨の素」という黒いチューブに入っていて、半練り状

のもの(墨汁をジェル化)もあった。

墨の磨り方は「円を描く」ようにと習った。上下ばかりだと、中央が擦り減って

しまうという理由である。

また筆はすぐに洗わないと、カチンカチンに固くなるので、注意が必要である。

 

【保健体育】

時間割表には「保体」と略されていたが、正確には保健体育という。

実技とは別に、「保健」について学習するのだが、内容はあまり覚えていない。

怪我をした時の応急処置、様々な病気について学んだような気がする。

また性教育のようなこともやり、妙に興奮したりする科目である。

男女の体の違いについて、図入りで教科書に掲載されており、

女子の成長について書かれた教科書の

“この頃から、女子は丸みを帯びた体つきになってくる”の部分に

赤線でアンダーラインをひいて、ちょっとドキドキした。

今でもこの文節を覚えている俺って、、、、(-。-)y-゚゚゚

 

【ホトトギス】

不如帰(ほととぎす)は明治の文豪・徳富 蘆花(とくとみろか)の代表作。

なぜ「不如帰」と書いて”ほととぎす”と読ませるのかが今だに謎だ。

ちなみにこれは「ろ過」

ろ過する場合は、液をガラス棒に伝わらせながら少しずつ注ぐのがポイント。(笑)

 

【補助線】

数学で図形の証明問題を解くのに補助線を引くことで、解決に導くためのもの。

一方、補助線を引きすぎて、かえって複雑になり、わけがわからなくなる

ことも多いので、注意が必要である。

 

 

【ボンナイフ】

最近は見かけなくなった文房具のひとつで、本来の使用目的は鉛筆を削ったり

紙を切ったりするものであるが、消しゴムでハンコを作ったり、投げる弾に

したり、机に名前を掘ったりすることに使われる方が多かった。

ボンナイフはこちらも参照のこと

この画像はお友達のねこかめさんからお借りしたものです

 

 


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